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新宿校/先端芸術表現科

先端芸術表現科

「美術」という枠を超えて、表現を探求する

従来の美大・芸大では、扱う技法によって各科が編成されてきましたが、先端芸術表現科は、そういったジャンルにとらわれない、新しい表現の場です。
ここでは、平面、立体、インスタレーション、写真、映像、音、パフォーマンス、アニメーション、文章など、表現形態は自由です。だからこそ、自分の作品や目指すものを自らの力でやりぬき、きちんとプレゼンテーションする能力が求められます。
ここでの挑戦を通して、一人ひとりが表現者として自立してゆくことを目指します。

合格に必要な「総合的表現力」を1から学ぶ!

現在の美大芸大は、さまざまな領域(ジャンル、メディア)によって科が分かれ、それぞれの専門領域に特化した教育が行われています。ですが、本来、アートと呼ばれるものは、さまざまな表現領域が互いに接し合い、さかんに交流することによって生み出されてきました。先端芸術表現科は、そのような本来のアートが生まれる環境に目を向け、領域に縛られることのない自由な学びの場を作ろうとしています。「何かしたいけど、どれから手を付けていいかわからない」「アートについて知りたいけど、何を学べばいいかわからない」という人たちのために、まずはアートに関わるさまざまな知識や表現に触れ、知的好奇心と表現欲求を最大限に高めるためのカリキュラムを設定しています。自分の外側にある未知の世界を常に覗き込み、そこから常に刺激を受けながら「では、あなたは何をしたいですか?」という問いに答えてゆく、そのようなプロセスを一年間繰り返すことで、一人ひとりが表現者として自立してゆくことを目指しています。

個人資料ファイルって何?

先端科の試験のいちばんの特徴が、この「個人資料ファイル」、いわゆる「ポートフォリオ」の提出です。ポートフォリオとは、紙面上での作品のプレゼンテーションを通して、それまでの個人の制作活動をファイル形式(10ポケット20頁)で紹介する資料です。いわば、その人の作品集です。この提出が学部の入試で求められるというのは、他科の入試にはあまり例がありません。その人がどのようなことに興味・関心をもっているのか、どのようなところに問題意識を感じているのか。それをどのような方法で表現しているのか。作品を通してみえてくることが、試験のなかで大きな判断材料になるのです。
そもそも「(美術)作品って何なの?」「なんだか難しそうだ」、と構えてしまう人もいるかもしれません。たしかによほど何かきっかけや理由がないかぎり、受験生のうちから作品をつくっている人はそういないと思います。作品なんてつくったこともないし、自分にはつくれそうもない。そもそもどこから手をつけてよいかもわからない。じつはそれは、とても自然なことです。なぜなら、作品というのは、「自然に」できるような性質のものではないからです。
作品とは、かたちにしにくいものをかたちにしたり、普段特別考えていないことを考えてみる営みです。自然にしていたら、気がつかないようなことに気づくこと。そういう意味では、考えたりかたちにしたりする対象自体は、必ずしも難しい物事とは限りません。ただ、この普段意識していないことを意識するということができるようになるためには、それなりにコツが必要です。
慣れないスポーツをした後に、普段意識していなかった筋肉が痛むということがありますね。むしろ、そのことによってそんなところにこんな筋肉があったんだということに気がつく。なにかをトレーニングするというのは、意識していなかった身体の機能をひとつづつ意識していくプロセスです。もちろんここは美術のクラスです。先端科では、作品をつくるためのさまざまなトレーニングを用意しています。カリキュラムを通して、まずは作品を作るためのあたまとからだを準備することからはじめましょう。世界の意識していなかった貌に出会う驚きや発見が、作品をつくるモチベーションになります。

東京芸大先端芸術表現科入試対策

1次試験前
(提出)
個人資料ファイル
A4判ファイル1冊を使用し、
20ページ以内にこれまでの活動内容をまとめ、郵送にて提出。

A4クリアファイルで自分のこれまで作った作品(活動)を紹介する。一次試験の直前に郵送での提出。自分のこだわりやテーマを伝えることの出来る試験です。日頃から作品の記録や考えをまとめる習慣が必要です。

1次対策
(選択制)
素描
木炭紙サイズ画用紙/制作時間5時間30分

素描対策では、年間通してデッサンの基礎を学びます。形や空間、質など対象がどのように成り立っているのか観察し捉えること、また捉えたものを平面上で表現するための技術を学びます。

1次対策
(選択制)
小論文
1000字程度の論述+視覚表現/制作時間5時間30分

小論文対策では、課題文を正確に読解し、自らの言葉で問題に答えることのできる文章力、構成力を養います。単なる知識の集積と応用ではなく、自らの経験から思考し、書くための力を学びます。

2次対策 「総合実技」対策

総合実技対策では、素材の扱い方、テーマ設定などについて、様々な課題や作品鑑賞を通じて学びます。

2次対策 作品制作
月に一度の講評会に向け作品を作る。講評会では作品を展示し、みんなでディスカッションすることで作品を発表することと同時に鑑賞することの面白さも学びます。
2次対策 プレゼンテーション
二次試験では、全員の教授を前にして、作品のプレゼンテーションを行います。新宿美術学院では、日頃から生徒全員によるディスカッションやグループワークなどを取り入れています。自分と価値観や考え方が異なるひとと一緒に制作することで、自分の考えを他人にどのように伝えればよいのかを考えながら、自分なりの言葉を組み立てていきます。

ワークショップ 授業風景・作品

新美では、年間を通してたくさんの「ワークショップ」を行います。ワークショップとは、あなたの可能性をひろげるための、超実践型カリキュラムです。そこでは、いままで考えたこともなかったようなテーマや、素材に出会います。それは、「教える教師」と「教わる生徒」という単純な図式では得ることの出来ない「瞬発的な発見や共感」を体験するチャンスなのです。未知の領域との出会いを通じて、「自分ができること」の範囲を越えていくことに挑戦してゆきます。

作品講評会

月に一度の作品講評会は、熱気をおびた議論が交わされる緊張感ある時間です。「課題作品」ではなく「自主制作」した作品を発表し、全員でディスカッションする経験は、新美のカリキュラムの中で最も重要なことのひとつです。

個人資料ファイル制作

先端芸術表現科の入試では、これまでに作った作品を「個人資料ファイル」内で紹介することが出来ます。作品の記録方法、文章による作品の解説の仕方、またファイル全体のレイアウトなど、見せ方によって作品の内容は変わります。生徒全員でディスカッションをしたり、講師の個別指導を受けるなど、繰り返し編集作業をすることで、自分のテーマを掘り下げていきます。

講習会+公開ゼミ

新美の先端芸術表現科では、講習会のほかにも公開コンクール、プレ講習会など様々な公開ゼミを行っています。
また映像科と合同オープンスクールを行うなど、科をまたいだ企画もあります。個人での制作はもちろん、数人でグループになって一つの作品を作ることや、ゲストアーティストによるワークショップ、二次試験の総合実技対策など、制作するための手がかりを掴んでもらうためのオリジナル課題を準備しています。

介入のワークショップ
━ ゲストアーティスト:森弘治 ━

国内外で活躍されているアーティスト森弘治さんをお招きし「公共におけるアート」というテーマで作品を作ります。実際に街中に出て、作品を作り、展示し、参加者全員で鑑賞ツアー+講評会を行います。

ワークショップ
━ 西尾康之 ━

物質・音・映像・言葉・身体など、様々な表現方法にふれるワークショップを通じ、各自の表現の視野を広げていきます。また、さらに踏み込んだテーマで、自分自身の表現のあり方を探っていきます。

先端芸術表現科・映像科
━ 合同オープンスクール ━

近年、先端芸術表現科と映像科の併願を考える生徒が増えてきています。また、映像メディアが表現手段としても日常的なものになりつつある現代、映像表現とは?作品とは?科を超えたグループワークを通して思考を深めます。

公開コンクール

二次試験の総合実技を想定した公開型のコンクールです。実際の試験で要求される「1分程度で自分の作品をプレゼンテーション」も行います。内部の学生も外部の生徒が参加することで、自分の実力を客観的に見ることが出来る良い機会です。

コース案内

高卒生・高3生
一般入試コース・推薦入試コース・留学生試験コース
火・水/17:30~20:30  日/9:00~16:00
バランスの取れたカリキュラム
火曜日と水曜日は、1次試験対策(素描・小論文)を行います。
日曜日は、2次試験対策として、ワークショップ、総合実技対策、自主制作した作品の講評会、そして個人資料ファイルの制作を年間通して行います。
先端芸術表現科 併願校一覧
【武蔵野美術大学】
デザイン情報学科、空間演出デザイン学科、芸術文化学科、映像学科
【多摩美術大学】
情報デザイン学科メディア芸術コース、環境デザイン学科、芸術学科、油画専攻、プロダクトデザイン専攻
【東京造形大学】
アニメーション専攻、絵画専攻、映画専攻、写真専攻、テキスタイルデザイン専攻、メディアデザイン専攻
【日本大学芸術学部】映画学科、写真学科
【女子美術大学】芸術表象専攻
【静岡大学】教育学部 美術デザイン専攻
【東京工芸大学】ゲーム学科
【京都造形芸術大学】美術工芸学科
【立教大学】映像身体学科
その他の志望校についてはご相談ください

年間カリキュラム

一次試験対策

火・水
1学期 夏期講習会 2学期 冬期講習会 3学期・入試直前
素描・小論文
素描と小論文を並行して行う。素描では、まずは紙と鉛筆に慣れることから始め、徐々に表現の可能性を増やしていく。
小論文では、課題文の丁寧な読解と要約から、オリジナルな解釈を導くための発想力を探る。
素描・小論文
1学期の経験から、自分の適性を見極め、素描・小論文のどちらかを選択する。1次試験を想定した課題に繰り返し取り組むことで、実践的な力を身につける。幅広い課題に挑戦することで、テーマやモチーフに左右されない確かな思考を鍛える。
素描・小論文
試験本番を意識して、数をこなすことで、自分の表現の長所をより明確にする。完成に向かう力をつけ、表現の説得力を深化させる。
二次試験対策

ワークショップ
作品づくりとは?表現て何だ!?様々な表現方法に挑戦してみよう。
作品制作
ワークショップの経験から自分の作品制作へ。
総合実技
その場で考え、発想し、作るためのトレーニング。
総合実技
課題の解釈からアイデアを着想し、造形へ展開するプロセスを繰り返し試すことで、柔軟な発想力を身につける。アイデアをかたちにする自分なりのプロセスを探る。
作品制作
自分の方向性を明確にし、研ぎ澄ます!
作品制作
テーマや素材を自由に選択し、制作することの中から、自分の興味の方向性を徐々に明確にしていく。並行して、作品をつくることで発見した関心について、独自にリサーチしてみることで、自分と社会との間の接点を見つける。
総合実技
どんな課題でも打ち返せるだけの柔軟な発想力と造形力を鍛える。よりディテールにこだわることで、自分の表現を厳密にすることを目指す。同時に、アイデアの要点や表現の見どころを、自分の言葉で相手に伝えるためのプレゼンテーション力を身につける。
イベント ●小論+素描(隔週交替)
●作品講評会(月1回)
●ワークショップ(月3回)
●プレ夏期講習会
●小論/素描選択制
●作品講評会(月1回)
●ワークショップ(月1回)
●総合実技対策(月1回)
●公開実技模試
●プレ冬期講習会
●小論/素描対策
●ファイル制作
●総合実技対策
●個別指導