こんにちは。油絵科の関口です。
いよいよ明日は芸大油画専攻の一次試験ですね。一体何が出題されるんでしょうね?油絵科の皆さんは不安でソワソワしているのではないかと思います。中にはプレッシャーで気持ち悪くなったり、よく眠れない…という人も多いのではないでしょうか?
今日はそんな人に即効性のある、オススメなリラックス方法を教えようと思います。
やり方はチョー簡単。ズバリ深呼吸です。
深呼吸と言っても少しコツがあります。吸う行為を3秒以内で短く。吐く行為を10秒以上かけてゆっくりフ???ッと口から吐き出す。これを何回か繰り返すと、あら不思議。少し気持ちが落ち着いてきます。これぞメンタルの奥義!ホッと一息ならぬ、フ〜〜〜ッと一息。これは医学的にも証明されているのだそうです。吸う行為は「興奮する」交感神経、吐く行為行為は「リラックスする」副交感神経と関係しています。ですからゆっくり吐き出す事に意識を置いて深呼吸してみましょう。
因みに、試験で頭が真っ白になってしまう人にも、この呼吸法は効果的です。
人間は普段は理性というストッパーが力をセーブしています。思いっきり力を込めても30%程度の力しか出せないのだそうです。(それ以上の力が出ると、自分自身が怪我をしてしまうリスクが高くなります)
ところが追い込まれて脳が異常なほど興奮すると、アドレナリンという物質がドバドバ分泌されます。このアドレナリンが凄い勢いで分泌され続けると、理性というストッパーを外して「頭が真っ白になる」という状態になるのです。そういう時、人間はいわゆる「火事場のクソ力」という特殊な能力を発揮出来るようになります。この火事場のクソ力というのは、生死に関わる程の極限まで追い込まれた時にパワーが全開まで出せる様になりますが、残念ながら筋力的なパワーしか出せません。この時は理性が働いてくれないので、まともな判断等は出来なくなり、当然そんな状態では絵など描けなくなるのです。
もしも試験中にそんな事態に陥りそうになったら、まずは深呼吸。少し音を立てても構わないので、フ〜〜〜ッとゆっくりを息を吐き出してみましょう。吐く行為をゆっくりと行う事でアドレナリンの分泌が抑えられ、冷静な判断が下せる様になります。
実際ロシア軍の特殊部隊が、この呼吸法に近いやり方を使って、怒りを鎮めるメソッドを開発しているそうです。「銃弾が飛び交う中、自分の感情をコントロールし、冷静でいられる技術」との事。何だかスゴイですよね。
実戦でも使われているくらいですから、皆もやってみる価値はあるのでは?
それでは健闘を祈ります。